
ごあいさつ
バレエが一生の宝物となるように
琴似バレエ研究所 主宰 鈴木 里恵
琴似バレエ研究所は、故・八木雪枝先生が立ち上げた「風の子バレエ会」からスタートしました。当時は高度経済成長期に入ったばかりのころで、会では舞踊を通して子どもたちの健やかな成長を心身両面から促す指導をしていました。
その精神は現在の琴似バレエにも受け継がれています。小さなお子さんにはレッスンでのあいさつから指導し、成長期のお子さんには筋肉や骨格など身体の発達に合わせた進度でレッスンを行っています。からだのできあがった高等・レディースクラスの皆さんにも、生徒さんそれぞれの年齢や技術レベルに合わせてバレエの基礎をじっくり指導し、正しい技術を身につけてもらうことを重視しています。
そのため、コンクールについては、学んで行く過程で必要となった生徒さんだけに参加してほしいと考えています。見た目のかたちの出来不出来よりも、正しい筋肉の使い方を体得した上での美しい舞踊を目指しているためです。間違ったからだの使い方を覚えてしまうと身体に大きな負担をかけることになり、矯正するにも大変な時間と労力がかかってしまいます。
ですから、初めてバレエを学ばれる方には、お子さんはもちろん子育てを終えたミドルにも、バレエを踊るためのからだづくりから指導を始め、正しい技術を一歩一歩確実に身につける基礎力の向上に力を注いでいます。
バレエは基本がしっかりしていれば、ブランクがあっても、年齢を重ねても、指導者や通うスタジオが変わっても、そのときのレベルに合わせて学びを深められます。個々の感性を生かして楽しみながら踊れるバレエは、一生の宝物として人生を彩ってくれることでしょう。
一人でも多くの方とこの喜びが共有できることを心より願っています。

鈴木 里恵
8歳より琴似バレエ研究所にて故・八木雪枝の下でバレエを始める。
1984年より、松山バレエ学校、石神井バレエアカデミーにて研修。外崎芳昭、山崎敬子に師事する。帰札後、日本バレエ協会主催公演などにおいて、ソリストとして踊る。
1992年、札幌芸術の森主催「ダンスの現在」にて作品を発表。以後、振付にも意欲的に取り組む。
1999年より琴似バレエ研究所の主宰となる。
2002年ユニット・リトルバレエを結成。北海道文化財団趣意事業「文化の宅配便」では、道内各地での公演でクラシックバレエの普及に力を尽くす。
1999年より斜里町バレエサークルの講師を務める。
【担当クラス】初等A・B、中等A・B、高等、レディース。